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福山予報 for OccultWacther



【OccelmntSubsetForOWファイルの導入方法】
by 福山紘基(大阪大学天文同好会 宙のネットワーク)

OccultWatcher(以下OW)でIOTAなどから公開されていない予報を追加で表示させるには、OWで読み込める形式の予報データファイル(OccelmntSubsetForOW)をOWに読み込ませる必要があります。 これは簡単な準備によって可能です。準備としては、
@OWがデータを参照するフォルダーを準備する
Aフォルダー内にデータを置く
BOWの設定を変更し、置いたデータを読み込ませる
の3ステップです。

日本で見られる小惑星による恒星食の一覧


@ OWがデータを参照するフォルダーを準備する

OWをインストールした際、このような「OWUpdate」というフォルダーが作られていると思います。 このフォルダー内に「Personal」という名前のフォルダーを作ります。このフォルダーが、OWが予報を参照する先のフォルダーとなっています。


Aフォルダー内にデータを置く

ダウンロードしたOccelmntSubsetForOW.datファイルをそのまま、@で作成したPersonalフォルダー内に入れます。


BOWの設定を変更し、置いたデータを読み込ませる

OW上で、追加で読み込む予報の分類(feed)は「Personal Prediction」という名前です。 「設定」を開き、(画像3)「予報欄」から「Personal Prediction」にチェックを入れます。(一番下にスクロールするとあります) その後「同期させる」を押すと、Personalフォルダーの中身の予報から元々設定している条件(掩蔽帯との距離など)に当てはまる現象が表示されます。


【注意・補足】
・特にPersonalフォルダーにファイルが複数あるときや、既に終了した現象を含むファイルを新しく読み込ませた際に、ファイルの中身が読み込めないことがあります。 うまくいかない際は一度フォルダーの中身を消す→空で読み込ませる→フォルダーの中身を戻す→再び読み込ませる と上手くいくことが多いです。

・OccelmntSubsetForOWファイルは予報を計算するソフト(Occult)で求めた予報をOWで表示させるために、Occultが生成するファイルです。Occultが使用できる方は、自分で出力させた予報をリスト表示させた際に 「File」または「Generate Prediction for all listed events」から「save listed events as a 'Personal' OW feed」を選択すると、Occultをインストールした際にできる「occultinstaller」フォルダー内の「Generated Files」フォルダーの中に OccelmntSubsetForOW.datというファイルが生成されます。適宜名前を変更して使用してください。

・このホームページで公開されている「福山」予報は、Occultを用いてある条件で出力されたものです。その予報に対し、Occultではなく予報出力者自身で掩蔽帯位置・他の星表での対象星情報を確認しいくつかの現象が除外されたのちに、早水氏によって更に好条件の現象のみが選択されるという段階を踏んで公開されております。 したがって、Occultから出力されたOccelmntSubsetForOWファイルには存在するが、その後除外されホームページでは掲載されていない予報が一定数(月によって変動しますが、掲載された予報と同数か少し上回る程度)存在します。 このホームページを参照したうえで、OWにはあるがホームページには掲載されていない予報は何らかの理由で条件が良くないと判断された、観測に適さない現象であることにご留意願います。


関連のサイト

 OccultWatcher
 OccultWatcherのホームページです。OccultWatcher は観測者の地域を通過する恒星食の情報を表示するフリーウエア。


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